記憶のメカニズム
記憶の分類 -記憶のメカニズムを知ろう-
「英単語の覚え方」を知る前に、まず人間の記憶のメカニズムについて知っておきましょう。
本ページでは、単語を覚えるために知っておくと良い。記憶に関する知識について説明していきます。
まず最初に、記憶には大きく分けて「感覚記憶」「短期記憶」「作動記憶」「長期記憶」の4つに分類されると言われているということからです。
記憶の分類モデル -大分類-
- 感覚記憶
映像や音などを最大1~2秒ほど記憶する。 - 短期記憶
約20秒間保持される記憶。5つから9つまでの情報しか保持できず、
時間の経過とともに忘却される。 - 作動記憶
音韻や視覚的なイメージなどの認知情報を記憶する。 - 長期記憶
長期間保持される記憶で忘却しない限り、死ぬまで保持される。
英単語を覚えるという行為は長期記憶に分類されます。つまり、死ぬまで保持される記憶なのです。「死ぬまで保持される」なんてウソだ!と思う方もおられるかもしれませんが、ウソではありません。これは科学的にも証明されています。
一度、覚えた内容は完全に忘れるということはありません。忘れたのではなく、思い出せないと表現するのが正しいのです。
つまり、思い出せる記憶として脳に保存すればよいのです。では、どうすれば「思い出せる記憶」にできるのか?それを次のページ「記憶術」で解説します。