語順通りに理解する

英語を英語のまま理解するために

英語を語順通りに理解する訓練をしよう
「英語をマスターした」と言える状態は、
「英語を英語のまま理解できる状態」のことを指します。

例えば、人から「Thank you.(サンキュー)」と言われた際、
「ありがとうございます」
と、いちいち頭の中で訳している人はいないでしょう。

これは、「Thank you.(サンキュー)」は感謝の意を示している。
ということが、すでに頭の中にすり込まれているからです。

つまり、英語を英語として理解できていることになります。

このような状態の英文を多く頭の中にインプットしていけば、どんどん英語を理解していけます。

しかし最初から、いきなりは難しいでしょう。
なので、まずは英語を英語の語順通りに理解する訓練をしていきましょう。

例えば、

I like dogs.

  • 通常の日本語訳 → 「私は犬が好きです。」
  • 語順通りの訳 → 「私は好きです。犬が。」

といった具合です。

上記は、少し極端な例かもしれませんが、
最低でも、「フレーズ単位」で理解する訓練をした方が効率良く英語を理解することができます。

早い段階で、フレーズ単位で英語を理解する能力を取得しておけば、
後々、長文読解のスピード、英会話の聞き取りなどで大きな威力を発揮します。

リスニングとあわせての訓練が効果的

英語は聞きながら学習すると効果的
英語を語順通りに理解する訓練は、リスニング(聞き取り)と一緒に行うと効果的です。

先ほどの「I like dogs.(私は犬が好きです。)」のように
日本語と英語は、語順が逆になっていることが多く。
目で文章を追っていると、自然と目が、後ろの単語を見てしまう傾向が出てしまいます。

しかし、「聞く」行為は、後ろの単語を知ることができません。
つまり、語順通りに理解していかなければ、話の全体を理解することが難しくなるのです。

語順通りに理解する訓練は「目で見る」よりも「聞く」方が効果的なのです。

繰り返し学習

フレーズ単位で語順通りに理解する訓練は、何度も繰り返しの学習を行い。
「フレーズを暗記してしまう」まで、何度も行いましょう。

飽きるまで繰り返すのが理想です。

「もう、分かったよ」「もう知ってるよ」

と言えるまで、繰り返しましょう。

注意点として、1単語づつ、1フレーズづつ繰り返すのではなく。
英文のフレーズ集1冊(もしくは本の章単位、CD1枚単位など)、を繰り返すようにします。

途切れ途切れに 1単語、1フレーズ、を繰り返すよりも、
間を置いてからの繰り返しの方が効率がよいからです。

また、数日ほど日にちを空け、「覚えてるかな?」と感じる程度の間を置いてから、
再び、繰り返しの学習を行うことも重要です。